on Dec. 21の謎【解決編】

SENSEライブ感想でも少し話題に出しましたが、ライドのセッティングがやたら高かったり、サブスネアやタンバリンがスタンバってたりと、セッティング的な意味で異例ずくめなことで鈴木英哉マニアな皆様にはお馴染みのon Dec.21。その中でも最も異例かつ目立つポイントとして、通常使用しているハイタムよりも更に口径の小さいタムを使用している点が挙げられましょう。

見た目にも非常に分かりやすい特異点であり、当時中学三年生(!)であった僕も、電気屋の息子に録画させたスカパーの中継のビデオを見ながら「なんか今日のJenドラムいっぱいある!」と馬鹿丸出しで興奮していたのをよく覚えています。…が、果たしてそのタムは一体どの曲で使われていたのか。見た目は違えど使っているところを確認できないのは非常にもどかしいということで、前振りが非常に長くなりましたが、本日はその謎に本気で迫って参りたいと思います。

そもそもあっさり使用しているところが推測出来たり、目視出来ればこんなに囃し立てることもないのです。例えばサブスネアやタンバリンなんかは、Bird Cageで使っているところが思いっきり写っていますし、音も非常に分かりやすいですし。ところがこのタムの場合、少なくとも今までに僕がonDecの映像を見てきた限り、映像ではっきり使っているなと確認したことはありませんでした。とすると、残るは音で聞き分けるしかないのですが、2時間以上タムの音に集中してDVDを鑑賞するというのは中々骨の折れる作業です。大体僕もそんなに暇じゃない。

ということで、ここはまず論理的にこの小口径タムが使用されている楽曲を推測することから始めてみました。推測のポイントは以下のとおり。

・後にも先にもこのライブでしか登場していない
→IT’S A WONDERFUL WORLDの収録曲で使用されている可能性が高い
→定番曲は除外される
・明らかに恣意的にセッティングされている
→印象的に使われているポイントがある

まず一つ目のポイントで絞り込んでみます。IT’S A WONDERFUL WORLDの収録曲や新曲、または定番曲でない楽曲となると、渇いたkiss・Drawing・君が好き・Bird Cage・LOVEはじめました・ALIVE・Any・いつでも微笑みを・蘇生・It’s a wonderful world・HEROに絞られます。Dear wonderful worldやファスナーはそもそもドラムの出番が無いので除外です。11曲か。うーんまだちょっと多い感じ。

では二つ目のポイントで絞ってみます。タムが印象的に使われている曲ですが、個人的にみると、CENTER OF UNIVERSE・渇いたkiss・Bird Cage・蘇生ってな感じでしょうか。もうここら辺まで書いてくると僕の中では答えが出てるのでさっさと答えを書いてしまいたい衝動にかられるし、見ている人も周りくどいこと言ってないでさっさと教えやがれと思っているかと思いますがあと少しですのでお付き合い下さい。なぜなら論理的に解説するのがとても楽しいから。

話を戻します。二つ目のポイントでとりあえず4曲に絞れました。4曲ならかなり集中して音を吟味出来るということでこいつらをじっくりと耳をかっぽじって穴が開くまで鑑賞してみることにしてみます。

まずはCENTER OF UNIVERSE。この曲のタムが印象的な部分と言えば一番サビ終りから二番サビ前まで。しかし高い音のタムは聞こえないし、注意してみても叩いてる様子もない。これは違うか。

続いて渇いたkiss。この曲は間奏終りのラスサビ手前の部分が印象的なんじゃないかなぁと思って挙げたのですが、これは…叩いている…でしょう!映像でも桜井さんが邪魔に隠れてあまり見えませんが、わずかに画面向かって右のタムを叩いているように見えなくもない!これで決まりだ!ドヤッ!!

…まあ、確かに叩いてるのはわかりましたが、回数にしてわずか2回。2音。なんか釈然としない。フィルの一部にちょこっとアクセント的に入れる為だけにセッティングしたとは到底思えない。むしろ他に意図的に入れるべき音のためにセッティングして、せっかくだからフィルにも入れてみようと考えるのが自然だ!そう考えると次のBird Cageも微妙。サビ前のダダッ、ダダッ、で使っているような気がしなくもないけど、やっぱりなんか説得力に欠ける。これも保留。

ということで勘の良い方はもうお分かりかと思いますが、そうです、あの小口径タムが使われていた曲は蘇生でした。チャプターで区切った場合で言うと1分50秒前後、一番サビが終わった直後から始まるお馴染みの「キック四つ打ち+タム」のフレーズ。ここの3拍目のウラ(というのでしょうか?小節を八等分した場合だと6拍目)のタムの音が明らかに高い事がわかります。映像でもかなり引きではありますが問題のタムを叩いているのが確認できます。ドヤッ!!ドヤッ!!!

蘇生は既に定番曲になってますし、正直最初は渇いたkissやBird Cageあたりが本命かなと思っていたのですが、まさかここで使っていたとは。使いどころも非常に納得なのですが、シフクツアー以降の蘇生の印象で上書きされているせいか、「蘇生で小口径タムを使うはずがない」という先入観がここまで解決を長引かせてしまったような気がします。いけませんね。

しかしここで一つ疑問が。今回の記事を書くために色々と資料眺めていたところ、on Dec.21のパンフレットに戸田市民文化会館でのDear Wonderful Worldツアーのゲネプロの様子の写真を見つけたのですが、そこにはこの小口径タムの姿は無いのです。おやと思ってファンクラブ会報に載っていたスタジオリハの様子を確認してもサブスネアはあれど小口径タムの姿はなし。…ということはDear Wonderful Worldツアーのセットリストには蘇生は入っていなかった?しかも早い段階から?などなど妄想は膨らみますがそこはこのブログの範疇を越えてしまうので自重しておきます。

ということで非常に長くなってしまいましたが、茶番含めてお付き合い頂きありがとうございました。反論などのその他情報ございましたら是非お知らせください。

on Dec. 21の謎【解決編】」への1件のフィードバック

  1. そう言われて過去の映像、雑誌など見返してました。
    「Wonderful World」のレコーディングではタムは1つでした、「シフク」では1つのタム、2つのタムがそれぞれセットされてました。あのコンサートのときだけのスペシャルキットだったんですね。あれ以降2つに戻ったのは、やはり必要ないと思ったんですね(笑)。」

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